バイアグラ以外のED治療法

バイアグラの登場以来、ED治療薬の有効率が極めて高い為、ED治療=バイアグラなどを服用するといったイメージが定着しつつありますが、ED治療薬以外にも様々なED治療法があります。

 

●陰圧式勃起補助器具
ペニスにかぶせるプラスチック状の円筒に、連結チューブと小さな真空ポンプが繋がった装置です。
円筒状の縁に密閉用のゼリー剤を塗って、それをペニスの根本にまでかぶせ、縁をしっかりと体に密着させます。
ポンプを手や電動で作動させると、円筒の内部の空気が抜けて陰圧になります。
この陰圧で体の血液がペニスの中に引き込まれ、勃起が起こります。
この間、通常で3分〜5分。
勃起した後、円筒の根本にあるゴム製の絞扼リングをペニスの根本に巻きつけて、ペニス内部の血液が流出するのを防ぎます。
絞扼リングでペニスを圧迫する時間は30分以内とします。
この補助具の問題は、ペニスに静脈血が貯まるため、勃起したペニスが冷たく感じられる点。色もやや青みがかった色になる。パートナーの約10%がペニスを冷たく感じたと言います。
男性側の問題としては、感覚の麻痺や皮下出血斑が出た方が約5%、痛みのあった方が12%いました。
薬を使わずにEDを治療したい方にはとても魅力的です。
アンケートでは、使用者の85%は本人やパートナーが満足していると回答しています。

 

●陰茎海綿体自己注射法
普通の男性なら、自分のペニスに針を指して勃起させると聞いたら、たちの悪い冗談だと思うでしょう。
ですが、自己注射法は様々な原因で生じたEDに大きな効果をあげています。
アメリカでは、バイアグラが登場する前は、この方法が飛び抜けて多かったです。
価格的にもバイアグラ1錠の2倍程度の価格です。
注射に使われる薬剤は、パパペリン、プロスタグランジン、フェントラミンの3種類で、勃起を起こす元理は基本的に同じです。
ペニスは通常、神経の信号によって、萎えた状態に保たれていますが、これらの薬剤は信号に関係なく、ペニスの血管を拡張し平滑筋を弛緩させることでペニスへ血流を促進します。
性的刺激が有る時に勃起を起こすバイアグラとは違い、注射は性的興奮の有無を関係なしに勃起状態を作り出します。
これを注射法の欠点だという男性もいますが、実質本位の勃起を好む方もいるかもしれません。
自己注射法に用いられる薬剤は、バイアグラと同様に、糖尿病、アテローム性動脈硬、手術や外傷による神経の損傷など、様々な原因によるEDに効果を発揮します。
注射後約5分〜15分で勃起し、1時間以上勃起が持続します。
副作用として、勃起持続症になる場合があると注意しています。

 

●陰茎プロステーシス
EDの治療法のうち最も過激な方法は、陰茎プロステーシスをペニスに挿入する手術です。
この治療法は価格も高いです。
プロステーシス自体が150万程度するものも有り、別途手術や入院費もかかります。
この手術を受けた方は、何時でも好きな時に勃起させることが可能となります。
シリコンゴムを挿入しポンプと連動させます。
ポンプから液体を送りシリンダーに液体が溜まることで勃起状態を作ります。
リスクとしては、一度手術すると元の状態には戻せない他、費用面や手術が不成功になるケースも有ることです。

 

●坐剤
ペニスに薬剤を注射する代わりに、尿道に1センチあまりのペレット剤を挿入する方法です。
プロスタグランジンを使用し、尿道壁から吸収されて、海綿体に入ります。
ペニスに注射針を直接さすよりも坐剤のほうが良いと思う方が多いと思いますが、注射に比べて効果が低く、尿道への痛みを感じるケースがあるという。